ひとりでたたずむ午後の教室 やさしくゆれてる木漏れ日と思い出が
いつでもここには笑い声と出会った人生の一瞬が交差した
さよならの時近づくほど ああ切なさがもどかしくはしゃいでいた
目の前を通り過ぎる風のように過ぎた日々はあっという間なんだね
もう旅立ちの鐘が鳴り 歩き出す時が来たと
教室のドア閉めた瞬間
桜色の渡り廊下で あの頃の私すれ違う
そっと瞳閉じて深呼吸 新しい季節の風が香った
がむしゃらに走る君の姿 いつも気がつけば君だけを目で追ってた
恋に恋した季節は過ぎ去り 君のことが知りたくて焦がす胸
でも本当はわかってた 怖かった 傷つくこと
自分の気持ち隠したまま
涙色にざわめく校舎の人ごみに君を探した
伝えられずこの初恋は「弱虫」と囁く風がさらった
未来への不安とか期待とかうずまいて
マープル模様を描いているけど
今までもそうこれからも一歩ずつ一歩ずつね
何より大事な「今」を生きてこう
桜踊る渡り廊下で あの頃の私すれ違う
そっと瞳閉じて深呼吸 新しい季節の風よ
桜色に染まる空を 希望の光が照らして
この掌眠る未来に 新しい時代の息吹感じて
桜がゆらゆら 桜がひらひら うらら
桜がゆらゆら 桜がひらひら