灰になるなら正気の内に逃げ出そう 
 照らす太陽 渇いた涙 僕が曇ればいい 
    冷えた手握り 言いかけ 止めた白い息 
 凍えた鼻も濁りを隠す曇りのち儚かい   
 空虚な真実は痛みの方へ 
 想いを焦がしたその先にも 
 永久に宛てなく 
 振り返らずに太陽は去る 
 空は二人分泣いてくれた 
 置き去りのまま笑ってみせた 
 側にいたかった   
 忘れない そう言ったから心臓当たりがきしむんだ 
 嘘の粉 埋もれてくけど いつかどこかでまた見つけてよ   
 体温分けたその声がまだ耳の奥 
 ここは寒くて残酷なほど確かなものはない   
 忘れない そう言ったから心臓当たりがきしむんだ 
 眠れずに触れられもせず ひとりにしないで