よくにまみれたこのせかいではかたちだけのあいがはびこり
あかいくちびるからこぼすうそであたしはいきるすべをおぼえた
ほんとうはいくべきみちがなくほんとうはこどくにくずれて
さがしたそらにほしはみえずふりかえることさえこわくて
このままこのみよほんでしまえ
それでもこのみはいきたいとねがう
はてないやみをさけてねむるゆめのなかはあたたかいけど
ときがたちがれてしまうのならうつくしいままおわりたくて
このままこのみよほんでしまえ
それでもこのみはいきたいと
どうしてこのあしはしずんでうごけない
それでもなぜかふしぎとこころおだやかなの
ひとりきりのあたしはだれにもきづかれず
あたしのやみへしずかにおちてゆくでしょう