つないだてをはなしたあとの
もういちどよびとめたかった
きみのてをとりにゆくことも
よぶこともできなかったんだ
まだあたたかいてのぬくもり
たくさんのひとごみのなか
きおくがおもいでをえがいてく
きのうのようにおもいだす
しゅうでんへとはやあるきのきみとぼく
つたうことなきぼくのおもいはとおく
ほほにながれるなみだはなにをいうの
すべてのおもいをぼくにおしえて
むりだとしてもこころのなかに
きみをえがけるよ
すなおにいえないぼくが
いやになっていくんだ
しずまるよるのかいだんせん
しろいといきとつきのひかり
みつめあうふたりを
そっとやさしくつつんでいくの
きみとはばあわせるぼく
きりだせないつたえたいきもち
はなれていきそうなきみをみつめているといえなかった
おおきなよぞらちっぽけなぼく
いくせんものほしゆうきにかえて
きみがさったあとの
ぼくはつたえもしないことばをはきだして
こうかいがぼくをおそい
なにもかもうばいさっていくんだ
じしんとやさしさをくれたきみは
よぞらのやみへときえていく
やさしいえみをみせて