ぬるかぜにゆらぎはりつきしほうの
みだれがみゆらりめかくし
いとぐるまかたりつむぎおともとだえ
ひいてもいらえぬたぐりぞら
きまぐれのほたるこのみとまれど
みしらぬかげへととうろうゆらし
まてどくらせどこのひとをただひたすらに
よいまちぐさ...それでもいいと
しょせんはそうし、そうあいそれでも
しあわせだったのに
びらんさきざくろこのみはらせど
ぬかるしゅうねんをはねるはかわず
あなかなしきいとにくしやあなくやしきいとうらめし
いっそししもぎてりょうのみみそぎ
くりぬきまなこにしたちょんぎろか
あなかなしきいとにくしやあなくやしきいとうらめし
いとにくしやいとうらめしいとどにくきいとうらめしや
よごれちまったかなしみのうみにおぼる
すてるのならきりきざんでよ
ものいわぬせにしえんのけむりも
まてどくらせどこのひとをただひたすらに
よいまちぐさ...それでもいいと
しょせんはそうし、そうあいゆめみたるなれのはて
ぬるかぜはほうなでことさらにあおりうちつけにごりづきよ
まつみのくちおしさゆえ
おにとかすこころよ