"めいこ: あるところに、ちいさなゆめがありました
かいと: だれがみたのかわからない
それはちいさなゆめでした
みく: ちいさなゆめはおもいました
このままきえてゆくのはいやだ
どうすれば、ひとにぼくをみてもらえるだろう
りん: ちいさなゆめはかんがえてかんがえて
そしてついにおもいつきました
れん: にんげんをじぶんのなかにまよいこませて
せかいをつくらせればいいと\"
いちばんめありすはいさましく
けんをかたてにふすぎのくに
いろんなものをきりすてて
まっかなみちをしていった
そんなありすはもりのおく
つみびとのようにとじこめられて
もりにできたみちいがいに
かのじょのせいをしるすべはなし
にばんめありすはおとなしく
うたをうたってふしぎのくに
いろんなおとをあふれさせて
くるったせかいをうみだした
そんなありすはばらのはな
いかれたおとこにうちころされて
まっかなはなをいちりんさかせ
みんなにめでられかれてゆく
さんばんめありすはおさないこ
きれいなすがたでふしぎのくに
いろんなひとをまどわせて
おかしなくにをつくりあげた
そんなありすはくにのじょおう
いびつなゆめにとりつかれて
くちゆくからだにおびえながら
くにのちょうてんにくんりんする
もりのこみちをたどったりばらのきのしたでおちゃかい
おしろからのしょうたいじょうははあとのとらんぷ
よんばんめありすはふたごのこ
こうきしんからふしぎのくに
いろんなとびらをくぐりぬけて、ついさっきやってきたばかり
きのつよいあねと、かしこいおとうと
いちばんありすにちかったけど
ふたりのゆめは、さめないまま
ふしぎのくにをさまよった\"