やがてあめはやみきぎたちがさわぎだす
まちきれずなきだしたきのはやいしょかのせみ
みあげればくもひとつない、どこでもたかいそら
やけこげたあすふぁるとふみしめあるいていく
こもれび
いつかわすれてしまうさ、だれかのおもかげなんて
いまはむねのおくにそっとしまいこんで
あおきあのなつのおもいですりへったままのくつで
がむしゃらにはしりつづけたあすをゆめみて
だれかのためにいきることなんてできやしなかった
とつぜんのゆうだちはわすれろとぼくにかかりかけた
やさしいおもいでさあれからさんどめのなつ
あのころはみえなかった、ひかりのなかへむかって
あるいていく
あおくあざやかなおもかげをつよくにぎりしめて
いまはまよわずすすんでいけるそんなきがする
あの日とかわらぬこもれびがすこしまぶしくみえはじめて
ここからまたはじまっていくんだ
あすへむかって