まぶたにうかんだきみのはいごに
うすべにのはながさいていた
すぐにいろあせてくちていくのに
あんなにもいのちもやして
みらいもえらべずにしにゆくこのこころは
けがれなくすみきったかわのように
どこまでもながれてまだみぬむこうぎしへと
まよいもなくわたっていくのだろう
かなうはずのないふたりのねがいは
ゆうやみのおくへとにじんでいく
きみにつたえたかったぼくのおもいは
まいあがるすなあらしにかきけされ
そっとはるかぜがほほをくすぐるこらえてたなみだあふれる
くちびるかみしめてさいごにみるひとみを
さらずにうなずいただまったまま
ふたりをひきさいたそくばくすらなかった
あの日のようにきっとまたあえるから
かなうはずのないふたりのねがいは
ゆうやみのおくへとにじんでいく
きみにつたえたかったぼくのおもいは
まいあがるすなあらしにのみこまれ
もうなかないできっとまたあえるから
とどくばしょのないふたりのねがいは
あどけないきおくでいきつづける
きみにわたせなかったさいごのてがみは
このむねにひめたままでつれていくよ