あれはてたのをひとりのしょうじょがゆく
せいかくにはひとりといっぴきしょうじょのみにてにはあかいひも
そのさきにむすばれてるくびわもまたあかく
こくぎんのけなみをもついぬはちいさくほえた
かいぬしたるしょうじょ「レイン」にかたりかけるかのように
ごうしゃなはいきょにころがりつめたいあめにおびえる
かがやけるめいよもちからもいまでわもうかっこうのもの
かんそくとはじじつのそくめんをえぐりとるナイフ
そのおとこははてして...なにをえ...なにをうしなったのか
うばいしものはうばわれかくしてせかいはまわる
ふりやまないあめのむこうになにいろのそらをみる
リスクをせおうほどかねつするかけひきは
すべてをなくすまできづかないどしがたいエゴのしもべ
くうきょうのはいきょにころがりつめたいあめにふるえる
かえるばしょもまってるひともいまでわもうかっこうのばしょ
すいそくとはじじつのはいめんをさぎおとすナイフ
そのおとこははたして...なにをみる...なにをさとったのか
うばいしものはうばわれかくしてじだいはめぐる
ふりやまないあめのむこうになにいろのそらがある
うんめいをねじくせしてがえられるつもりでも
ときをつかもうとのばしたそのてではみじかすぎた
とざされたしょうじょのひとみがひらかれしときせかいは
げんそうしえるさいやくのゆめを...ざんこくなかみをみる
レインのせかい
死」とは...こころにせんこうして
まずからだにいぞんするかんかくからくちはてるものらしい
なればこそひとはさんざんきひしとうひをくわだてながらも
まねかざるしのつめたいくちづけにたええるのだろうか
たえまないきょうふかんがあめとなりふりつづけるというげんそう
それは...いきながらにしてこころをこわされていくくつう
がらすだまのようにすきとおったえいえんのあわせかがみ
ざいにんはしょうじょのひとみのなかにただ「せかい」をみるという
ひゃくぶんはいっけんにしかずせんぶんとてもまたしっかり
れんぴん...ぶべつ...まとはずれなちょうしょういわばたいがんのかじ
もえるまでわあつさわからずもえてからではおそすぎる
このせかいではなにびとがつみをおかさずにいきられてるというのか
レインのせかい
とざされたしょうじょのひとみがひらかれしときせかいは
げんそうしえるさいやくのゆめを...ざんこくなかみをみる
アイスブルーにきらめくひともがあざやかにくちるせかいと
おちていくゆめにくちびるをかさねて...ざんこくなかみになる
ちにはびこりしわれらざいにんのぐれ
ねがわくば...きみがレインのせかいにとらわれないことを